石田 祐康(いしだ ひろやす)監督の長編アニメ映画『雨を告げる漂流団地』がNetflixと映画館で2022年9月16日に公開されました。
ひと夏の別れの旅が始まる。
⛈⛈⛈⛈⛈⛈⛈⛈⛈#スタジオコロリド 最新作
『#雨を告げる漂流団地』
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Netflix全世界独占配信&日本全国ロードショー#ずっと真夜中でいいのに。#消えてしまいそうです#漂流団地 pic.twitter.com/jfQg9vD3yI— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) September 18, 2022
この映画は、団地を舞台としたアニメ映画なのですが、
そのモデルとなった場所(ロケ地/聖地/場所)はどこなのでしょうか?
そこで今回は、「雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(ロケ地/聖地/場所)」はどこなのか?についてまとめていきます。
目次
モデルとなった舞台(聖地/場所)は「ひばりヶ丘団地」!と…

結論から言いますと、『雨を告げる漂流団地』のモデル(ロケ地/舞台/聖地)となった団地は
旧ひばりヶ丘団地です。

旧ひばりヶ丘団地は、住棟の老朽化や住民のニーズの変化により2012年までに「ひばりが丘パークヒルズ」として建て替えられました。
映画では、建て替えられる前の「当時のひばりが丘団地」がモデルになっています。
他にも参考として
- 公団常盤平団地
- 赤羽台団地
- 公団百草団地
- 多摩川住宅
も見て回った(自転車で?)そうです。
そのあたりは、石田監督を追ったドキュメンタリーで確認できます。
このドキュメンタリー動画を見ると、石田監督映画の魅力がよく判りますよ。
『雨を告げる漂流団地』については、動画の後半で語っております。
つまり、
『雨を告げる漂流団地』のモデル(ロケ地/舞台/聖地)となった団地は、1つの特定の団地ではなく、
複数の団地を参考にしているという事です。
「ひばりヶ丘団地」を勧めたのは団地ファンサイトの照井啓太さん!

そして映画を作るにあたり、石田監督に「ひばりヶ丘団地」をモデル(ロケ地/舞台/聖地/場所)として勧めたのは、
団地ファンサイト「公団ウォーカー」の運営者であり、石田監督と同じ団地(後ほど説明)に住んでいる
照井啓太(てるいけいた)さんです。

なんでも石田監督に、照井さんが公団ウォーカーとして団地監修として制作を手伝ったそうです。
そのあたりはこちらのツイートで語っております。👇
「団地で過ごした過去が自分の地肉になっているから」
石田祐康監督と出会ったのは3年前。#漂流団地 を作りながら、うちの子の成長も見守ってくれていました。靴下も上手に履けなかったこの子も今や小学生です。次回作が出来る頃はアオヤマ君ぐらいになってるのかなぁ🥹 pic.twitter.com/k2UHpYKEfv
— 公団ウォーカー 照井啓太 (@codanwalker) September 17, 2022
ひばりヶ丘団地について詳しくは「公団ウォーカー」さん

雨を告げる漂流団地のモデル(ロケ地/舞台/聖地/場所)となった「ひばりヶ丘団地」は、かつて西東京市・東久留米市にあった「マンモス団地」でした。
「ひばりヶ丘団地」は、現在すでに「ひばりが丘パークヒルズ」建て替えられており存在しておりません。
ひばりヶ丘団地については、石田監督も取り壊される前に見たかったとツイートしております。
モデルにした団地は既に取り壊し済みで、この緑の空間も本当は行ってみたかった、、😭
#漂流団地— 石田祐康_『漂流団地』9.16公開 (@tete_hiroyasu) September 17, 2022
「ひばりヶ丘団地」や漂流団地に出てくる「鴨の宮団地」については、
「公団ウォーカー」さんが詳しく解説しておりますので、興味がある方はそちらをご覧ください👇
公団ウォーカーが贈るスペシャルコンテンツ
『雨を告げる漂流団地が描いた団地の世界』
を公開しました。団地に詳しくない方でも団地描写を楽しめるように作成した解説集です。非公式コンテンツですが映画をより深く楽しめるようになると思います。是非ご覧ください #漂流団地https://t.co/XVq5D21hpC— 公団ウォーカー 照井啓太 (@codanwalker) September 16, 2022
団地の魅力たっぷりのサイトですので、団地に関心のある方は
「公団ウォーカー」のサイトの「他の団地ページ」も見ると、とっても面白いですよ!
http://codan.boy.jp/
「給水塔」のモデルは「公社多摩川住宅」!

また、『雨を告げる漂流団地』の象徴的な建造物として登場する
給水塔(きゅうすいとう)
なのですが、こちらのモデル(ロケ地/舞台/聖地)となったのは
多摩川住宅です。

映画「雨を告げる漂流団地」
9月16日、本日公開です長編二作目となり、今度はオリジナルのアニメ映画として挑戦しています
海を行く団地と、子どもたちの漂流記を、、
全国の劇場と、Netflixでどうぞご覧になってください
☔️🌊🌊🏢👦👧🌊🌊⛈https://t.co/2tinlQbXfG#漂流団地 #コロリド pic.twitter.com/wmaShJvOvz— 石田祐康_『漂流団地』9.16公開 (@tete_hiroyasu) September 16, 2022


「とっくり型」の特徴的な形状が、アニメと一緒ですね。



また、若干団地の配置は違いますが、「とっくり型」の「給水塔」が複数建っているの団地は、多摩川住宅の特徴でもあります。
団地の「色(カラー)」は旧多摩平団地!

そして、映画のモデルとなった団地の建物の色(カラー)は、
旧多摩平団地を参考にしているそうです。
「漂流団地の外壁色はひばりが丘と変えました」って言ってたけど、多摩平の色だったのですね。 https://t.co/VYcfTkw5xf
— 公団ウォーカー 照井啓太 (@codanwalker) September 18, 2022
あ、漂流団地の場合
全体はひばりヶ丘、カラーは多摩平、給水塔は多摩川、っぽいので、とりあえず3つです。全体のひばりは確実!— 原田 あゆみ@はりぃ (@harry_hrdanchi) September 20, 2022
この情報は、団地ファンサイト「公団ウォーカー」の運営者の照井啓太(てるいけいた)さんからご提供頂きました!
「団地」と「雨を告げる漂流団地」を応援してくれる人を訴えたりなんかしないですよ♡
ご安心ください。
補足すると、エンドロールに出てる原田亜由美さん@harry_hrdanchi から旧多摩平団地の資料提供も受けているので、この団地の要素も含まれています。https://t.co/t1ZQqtZU2e— 公団ウォーカー 照井啓太 (@codanwalker) September 21, 2022
原田亜由美さんとは?
雨を告げる漂流団地の団地資料提供として協力してくれた原田亜由美さんとは、物心つく前から団地に住んでる団地マニアで、女優や声優をやっている方です。

原田さんも、ずっと団地に住んでいる方なので、団地にすご~く詳しくて、「団地愛❤」がすこい方なのでしょうね。
監督が住む「神代団地(じんだいだんち)」は映画のモデル(舞台/聖地)ではない!

『雨を告げる漂流団地』には、複数の団地が映画のモデルとなった様なのですが、
監督が今も住んでいる「神代団地(じんだいだんち)」はモデルになったのかと言うと、
そうでは無いらしいです。
神代団地(じんだいだんち)は、1965年(昭和40年)に建設された東京都調布市西つつじケ丘にある住宅団地(公団住宅)です。
団地の映画だし、監督自身も団地に住んでいて、
石田監督も自分の公式アカウントで、自分の住んでいる団地のツイートをされているので誤解を招きそうですね。
映画「雨を告げる漂流団地」
昨日の舞台挨拶から本当に雨を告げてしまい、、
(雨どころか台風)
これで劇場への客足が遠のきます😭それでも劇場に来てくれた方には最大の感謝を
難しい方にはやはりNetflixを!現在のうちの団地の様子をどうぞ😂#漂流団地 pic.twitter.com/1psasiNDZ2
— 石田祐康_『漂流団地』9.16公開 (@tete_hiroyasu) September 19, 2022
ですが監督本人が、
と語っております。
すいません!一応補足を
紛らわしかったですが、神代団地は漂流団地の舞台にはしておらず、住む中で団地映画を作るための気分をもらったという感じです。
映画を抜きにしても素敵な場所なので、住んで良かったです、、— 石田祐康_『漂流団地』9.16公開 (@tete_hiroyasu) July 14, 2022
見た感じ、神代団地も映画と同じ様に綺麗な団地に見えますので、勘違いしそうですね。
番外:漂流団地にそっくりな「海に漂流してる団地?」が横須賀にある
映画の団地のモデルになった団地では無いのですが、現実に漂流団地にそっくりな「海に漂流してる団地?」が横須賀にあります。
その団地は
県営浦賀かもめ団地です。
この団地の特徴は、目の前に海が広がっているので、見る方向によってはまるで「雨を告げる漂流団地」と同じ様に「団地が海に漂流している」ように見えます。
雨を告げる漂流団地。面白かった。モデルはひばりがおか団地(いまの上皇が訪れた首都圏の団地のはしり)だそうだけど、リアル漂流団地のようなロケーションは横須賀のかもめ団地。団地の目の前が海。向こう岸に房総半島。絶景。ここ、住んでみたい。。。 pic.twitter.com/47vxbbY3AB
— yanase hiroichi『親父の納棺』『国道16号線「日本」を創った道』 (@yanabo) September 17, 2022
浦賀かもめ団地は、昭和44年(1969年)から3年かけて建てられたそうです。
海に近い棟から見る景色は、
ベランダから目の前に海が見える
といった、漂流団地と同じような景色だけに、
浦賀かもめ団地は、漂流団地のベランダから海をながめる主人公たちと同じような気分が味わえる団地なのではないでしょうか。


まとめ:雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(聖地/場所)はどこ?

今回は「雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(ロケ地/聖地/場所)はどこ?」というテーマで、
「雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(ロケ地/聖地/場所)」はどこなのか?
調査していきました。
結論としてはモデルとなった団地は主に「ひばりヶ丘団地」で、
給水塔は「多摩川住宅」でした。
団地の建物の色(カラー)は「旧多摩平団地」でした。
つまり、「雨を告げる漂流団地」は
- 全体は「旧ひばりヶ丘団地」
- 給水塔は「多摩川住宅」
- 団地の建物の色(カラー)は「旧多摩平団地」
のハイブリッド(融合)した団地でした!
また石田監督は、それ以外の団地も参考にしてたという事ですので、
他の団地の特徴もあったのかも知れませんが、その辺までの詳細は分かりませんでした。(詳しく分かった方がおりましたら教えてください🙏😅)
教えてもらいました!👇
ちなみに団地内の川を書く際、久留米西住宅の写真も多少参考になさっていると思います。 pic.twitter.com/fGEvUV4QhD
— 公団ウォーカー 照井啓太 (@codanwalker) September 21, 2022
公団ウォーカーさん、どうもありがとうございます!😊
かくいう私も団地とは縁のあるので、この記事でついつい長く語ってしましいました。
これを機会に、団地や石田監督の映画ファンが増えると良いですね!