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雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(ロケ地/聖地/場所)はどこ?

雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(聖地/場所)はどこ?

石田 祐康(いしだ ひろやす)監督の長編アニメ映画『雨を告げる漂流団地』がNetflixと映画館で2022年9月16日に公開されました。

この映画は、団地を舞台としたアニメ映画なのですが、

そのモデルとなった場所(ロケ地/聖地/場所)はどこなのでしょうか?

そこで今回は、「雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(ロケ地/聖地/場所)」はどこなのか?についてまとめていきます。

モデルとなった舞台(聖地/場所)は「ひばりヶ丘団地」!と…

【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

結論から言いますと、『雨を告げる漂流団地』のモデル(ロケ地/舞台/聖地)となった団地

旧ひばりヶ丘団地です。

旧ひばりが丘団地旧ひばりが丘団地(出典:公団ウォーカー)

 

旧ひばりヶ丘団地は、住棟の老朽化や住民のニーズの変化により2012年までに「ひばりが丘パークヒルズ」として建て替えられました。

映画では、建て替えられる前の「当時のひばりが丘団地」がモデルになっています。

 

他にも参考として

  • 公団常盤平団地
  • 赤羽台団地
  • 公団百草団地
  • 多摩川住宅

も見て回った(自転車で?)そうです。

 

そのあたりは、石田監督を追ったドキュメンタリーで確認できます。

このドキュメンタリー動画を見ると、石田監督映画の魅力がよく判りますよ。

『雨を告げる漂流団地』については、動画の後半で語っております。

 

つまり、

『雨を告げる漂流団地』のモデル(ロケ地/舞台/聖地)となった団地は、1つの特定の団地ではなく、

複数の団地を参考にしているという事です。

 


「ひばりヶ丘団地」を勧めたのは団地ファンサイトの照井啓太さん!

【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

そして映画を作るにあたり、石田監督に「ひばりヶ丘団地」をモデル(ロケ地/舞台/聖地/場所)として勧めたのは、

団地ファンサイト「公団ウォーカー」の運営者であり、石田監督と同じ団地(後ほど説明)に住んでいる

照井啓太(てるいけいた)さんです。

【画像】「公団ウォーカー」照井啓太氏とその家族「公団ウォーカー」照井啓太氏とその家族(出典:石田監督公式サイト「teteblog」より)

なんでも石田監督に、照井さんが公団ウォーカーとして団地監修として制作を手伝ったそうです。

そのあたりはこちらのツイートで語っております。👇


ひばりヶ丘団地について詳しくは「公団ウォーカー」さん

【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

雨を告げる漂流団地のモデル(ロケ地/舞台/聖地/場所)となった「ひばりヶ丘団地」は、かつて西東京市・東久留米市にあった「マンモス団地」でした。

「ひばりヶ丘団地」は、現在すでに「ひばりが丘パークヒルズ」建て替えられており存在しておりません。

 

ひばりヶ丘団地については、石田監督も取り壊される前に見たかったとツイートしております。

「ひばりヶ丘団地」や漂流団地に出てくる「鴨の宮団地」については、

「公団ウォーカー」さんが詳しく解説しておりますので、興味がある方はそちらをご覧ください👇

団地の魅力たっぷりのサイトですので、団地に関心のある方は

「公団ウォーカー」のサイトの「他の団地ページ」も見ると、とっても面白いですよ!

http://codan.boy.jp/


「給水塔」のモデルは「公社多摩川住宅」!

【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

また、『雨を告げる漂流団地』の象徴的な建造物として登場する

給水塔(きゅうすいとう)

なのですが、こちらのモデル(ロケ地/舞台/聖地)となったのは

多摩川住宅です。

【画像】公社多摩川住宅の給水塔公社多摩川住宅の給水塔(出典:travellovers.jp)

 

【画像】公社多摩川住宅の給水塔公社多摩川住宅の給水塔(出典:travellovers.jp)
【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

「とっくり型」の特徴的な形状が、アニメと一緒ですね。

【画像】公社多摩川住宅公社多摩川住宅
【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)
【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

また、若干団地の配置は違いますが、「とっくり型」の「給水塔」が複数建っているの団地は、多摩川住宅の特徴でもあります。


団地の「色(カラー)」は旧多摩平団地!

【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

そして、映画のモデルとなった団地の建物の色(カラー)は、

旧多摩平団地を参考にしているそうです。

この情報は、団地ファンサイト「公団ウォーカー」の運営者照井啓太(てるいけいた)さんからご提供頂きました!


原田亜由美さんとは?

雨を告げる漂流団地の団地資料提供として協力してくれた原田亜由美さんとは、物心つく前から団地に住んでる団地マニアで、女優や声優をやっている方です。

【画像】原田 あゆみ@はりぃさんのツイッター原田 あゆみ@はりぃさんのツイッター

原田さんも、ずっと団地に住んでいる方なので、団地にすご~く詳しくて、「団地愛❤」がすこい方なのでしょうね。


監督が住む「神代団地(じんだいだんち)」は映画のモデル(舞台/聖地)ではない!

【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

『雨を告げる漂流団地』には、複数の団地が映画のモデルとなった様なのですが、

監督が今も住んでいる「神代団地(じんだいだんち)」はモデルになったのかと言うと、

そうでは無いらしいです。

神代団地(じんだいだんち)は、1965年(昭和40年)に建設された東京都調布市西つつじケ丘にある住宅団地(公団住宅)です。

 

団地の映画だし、監督自身も団地に住んでいて、

石田監督も自分の公式アカウントで、自分の住んでいる団地のツイートをされているので誤解を招きそうですね。

ですが監督本人が、

 

映画のモデル(舞台)となったのは神代団地ではありません。

と語っております。

見た感じ、神代団地も映画と同じ様に綺麗な団地に見えますので、勘違いしそうですね。


番外:漂流団地にそっくりな「海に漂流してる団地?」が横須賀にある

映画の団地のモデルになった団地では無いのですが、現実に漂流団地にそっくりな「海に漂流してる団地?」が横須賀にあります。

その団地は

県営浦賀かもめ団地です。

この団地の特徴は、目の前に海が広がっているので、見る方向によってはまるで「雨を告げる漂流団地」と同じ様に「団地が海に漂流している」ように見えます。

浦賀かもめ団地は、昭和44年(1969年)から3年かけて建てられたそうです。

海に近い棟から見る景色は、

ベランダから目の前に海が見える

といった、漂流団地と同じような景色だけに、

 

浦賀かもめ団地は、漂流団地のベランダから海をながめる主人公たちと同じような気分が味わえる団地なのではないでしょうか。

【画像】浦賀かもめ団地浦賀かもめ団地1-6号棟(出典:公団ウォーカー)
【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』アニメ映画『雨を告げる漂流団地』(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

 


まとめ:雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(聖地/場所)はどこ?

【画像】アニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーンアニメ映画『雨を告げる漂流団地』のワンシーン(出典:©コロリド・ツインエンジンパートナーズ)

今回は「雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(ロケ地/聖地/場所)はどこ?」というテーマで、

「雨を告げる漂流団地│モデルとなった舞台(ロケ地/聖地/場所)」はどこなのか?

調査していきました。

 

結論としてはモデルとなった団地は主に「ひばりヶ丘団地」で、

給水塔は「多摩川住宅」でした。

団地の建物の色(カラー)は「旧多摩平団地」でした。

つまり、「雨を告げる漂流団地」は

  • 全体は「旧ひばりヶ丘団地」
  • 給水塔は「多摩川住宅」
  • 団地の建物の色(カラー)は「旧多摩平団地」

のハイブリッド(融合)した団地でした!

 

また石田監督は、それ以外の団地も参考にしてたという事ですので、

他の団地の特徴もあったのかも知れませんが、その辺までの詳細は分かりませんでした。(詳しく分かった方がおりましたら教えてください🙏😅)

 

教えてもらいました!👇

公団ウォーカーさん、どうもありがとうございます!😊

 

かくいう私も団地とは縁のあるので、この記事でついつい長く語ってしましいました。

これを機会に、団地や石田監督の映画ファンが増えると良いですね!


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